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ダライ・ラマ、アメリカに要望「爆撃でなく対話を」

2001年10月24日
フランス・ストラスブール ロイター

亡命中のチベットの精神的指導者ダライ・ラマは、今月24日、アメリカにアフガニスタン空爆を中止し、先月11日に行われた米テロ事件の関係者と対話を開くよう強く求めた。

フランス東部のストラスブール市で開催された欧州議会で講演後、この仏教指導者は 次のように述べた。「アメリカは民間人犠牲者を出さないよう努力しているとは思う。 しかしながら、国際的テロ行為を抑止する最善の方法は、お互い向き合って話し合うことではないか」

また、この記者会見の場で、「長期的にみて、こういった人道的な方法、つまり非暴力的なアプローチの方がより適切で効果的な策である」と語った。

アメリカは、アフガニスタンを拠点とするイスラム教過激派のオサマ・ビンラディンを、アメリカに自爆テロ行為を行った事件の、影の首謀者であると名指しで非難。彼をかくまっているタリバンの統治国に対し空爆を開始した。

ダライ・ラマ自らの亡命政府は、非人道的な行為によるチベット抑圧に関し中国を非難しているものの、次のように語った。「北京とワシントンが、反テロに対する国際連携という枠組みで、協力を深める。このことで、チベット問題の進展に悪影響が及ぶとは考えていない」「中国は孤立するべきではない。中国は、世界的大国の役割を果たす必要がある」

ノーベル平和賞受賞者であるダライ・ラマが以前、議員全員参加のもと初の講演を行った欧州議会は、これまでチベット問題を支持してきたことが多い組織の一つである。

その席で、彼は、「対話の文化」が必要である。中国統治のもとで、チベット独自の文化や伝統が消滅の危機にあるため、チベット人を解放するよう北京に圧力をかける国際援助が必要だ、と母国語で語った。

中国軍がチベットに侵攻し、チベット仏教の神政国を破壊した9年後の1959年、 ダライ・ラマは何千人もの従者らと共にインドに亡命。

ダライ・ラマはチベットの自治権を主張しているが、現在のところ、中国との関係は進展をみせておらず、チベットが独立するまでに至っていない。この状況を、「道なかば」であると彼は言う。

中国の怒り

中国政府は欧州議会にダライ・ラマの招聘を取り止めるよう要求してきた。

議会に宛てた手紙の中で、中国大使はEUに、ダライ・ラマが政治分離主義の隠れみのとして宗教を利用していることは明白であり、また、この政治分離主義の支持によって、EU中国間の関係進展と中国国民の意志が誤った方向に進んだと発言。

これに対し、ニコル・フォンテーヌ議長は、欧州議会は「断固たる忠義」をもち、チベット問題をこれからも支援していくつもりであると述べた。

講演とは別に、ダライ・ラマは、欧州議会の事務次官で欧州委員会のクリス・パッテン対外関係担当委員と非公式の会談を開いている。

香港返還前の最後の総督であったパッテン氏は、97年の中国領土復帰直前に香港の民主改革を押し進め、北京を憤慨させた人物である。

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