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ダライ・ラマ、米大統領と会談
人権問題など意見交換

2000年6月21日
ワシントン
(Ralph Alswang / The White House)

(Ralph Alswang / The White House)

訪米中のチベット仏教の最高指導者、ダライ・ラマ14世は20日、クリントン大統領と会談した。両者の会談は1998年11月以来1年7カ月ぶり。ダライ・ラマは会談後、チベット人居住区への漢民族移住などにより「文化的な大量殺戮が進行している」と記者団に語り、国際社会の支援を訴える一方、中国指導部との話し合いには前提条件なしで応じると強調した。

大統領との会談に先立って、ダライ・ラマはヘルムズ上院外交委員長(共和)ら米議会指導部と懇談、米・チベット関係について話し合った。ダライ・ラマは記者団に対し「いつでもどこでも、私は中国指導部と前提条件なしに喜んで会う」と述べ、対話実現に向けて米議会の協力を求めたことを明らかにした。

大統領との会談内容は明らかにされていないが、ダライ・ラマはチベットの人権問題や文化保護の重要性について、クリントン大統領と意見が一致したと語り、米国が中国に恒久的最恵国待遇を付与したことについては「長期的には(チベットの)利益につながる」との見方を示した。

会談前は、漢民族移住に関して世界銀行が融資を検討している問題が焦点と思われたが、ダライ・ラマはこの問題を大統領とは話し合わなかったと述べ、その理由として側近は、世銀融資は「米政府自身の政策ではないため」と語った。22日にオルブライト国務長官が訪中するため、米政府は中国を刺激する話題は避け、会談時間も短くしたとの見方もある。

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