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75回目の原爆の日に寄せたダライ・ラマ法王の声明

2020年8月6日

広島と長崎に原爆が投下されてから75年の節目にあたり、私はこの場を借りて、政府、組織、個人の皆様に対し、私たちの人生における最も重要な目的である平和を実現するために、さらなる尽力を強くお願いしたいと思います。

広島平和記念公園でノーベル平和賞受賞者の仲間と共に原爆の犠牲者たちに祈りを捧げるダライ・ラマ法王。2010年11月14日、広島(撮影:薄井大還)

多くの偉大な発展もあったとはいえ、20世紀は暴力の世紀となってしまいました。恐ろしい核兵器をはじめとする軍事兵器の使用によって、およそ2億人が命を奪われたのです。こんにち、私たちは相互依存の関係がより高められた社会に生きています。つまり私たちは、21世紀をより平和な世紀とする機会を手にしているのです。

争いが生じたときには、武力行使ではなく、対話によって解決すべきです。私たちは、非武装社会を究極の目標として、核兵器の脅威を取り除いていく必要があります。戦争とは、殺し合いを意味します。暴力は、暴力による報復を招きます。私たちは、戦闘および武器の製造に終止符を打ち、より平和な社会を築いていく必要があるのです。

こんにちの世界において、多くの問題を作り出してきたのは私たち人間です。私たちの心に悪しき感情が強く存在するかぎり、同じ人間でありながら「私たち」「彼ら」という分け隔てをするかぎり、敵を打ち砕こうとする傾向はなくならないでしょう。私たちは、人類がひとつの人間家族であるということを認識し、祈りだけでは平和を実現できないことを理解しなければなりません。必要なのは、実際に行動を起こすことなのです。

祈りを込めて
ダライ・ラマ
2020年8月6日


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