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チベットの核

汚染されるのは植物、動物、そして人間

チベットからインドに亡命したゴンポ・ソンダップは、1987年3月、チベットのアムド(青海省)にある二つの核兵器生産施設を訪れた。これら二つの基地は、キャンツァ(Kyangtsa )とテオ(Thewo)に位置し、それぞれ405と792のコード番号が割り当てられている。その報告は、1992年9月14日にドイツのザルツブルグで開催された『世界ウラニウム聴聞会』で発表された。

報告の内容は以下のとおりである。
「405及び792施設での実験、及び廃棄物は、破壊的な影響力を持つ。1960年に至るまで、アムドのこの地域では、農産物は豊作で家畜の健康状態も良かった。今では農産物の収穫高は減少し、原因不明の死を遂げる人間や動物の数が増え続けている。1987年以降、死亡した家畜の数は急激に増加しており、魚はほどんどその姿を消した。1989年、1990年に、この地域で原因不明の死を迎えたものは50人に達している。1990年の夏に、12人の女性が出産し、胎児全てが分娩前、または分娩中に死亡。30歳のチベット人女性、ツェリン・ドルマは、現在まで7回出産を経験したが、すべて死産に終わった」と語る。

報告はさらに続く。
「405及び792施設近辺の住民は、かつて経験したことのないような病気に悩まされている。人々の多くは、肌の色が黄ばみ、視力が著しく低下している。また、地域の全住民から、原因不明の記憶力低下や奇形児出産の増加が報告されている。この地域一帯の人々は、このような状況に対し打つ手立てもなく、唯一頼みとする宗教や現地の医者にしても、ウラニウム鉱山や近隣の核施設に関する知識があるわけではない」

まるで決められたかのように人命が失われている背景に、中国の非人道的な核計画があるという事実を裏付ける確かな証拠を見ることができる。ロンドンにある「TIN」(チベット・インフォメーション・ネットワーク)は、1992年9月11日付けの最新ニュースで、四川省ンガパ(Ngaba)のウラニウム鉱山近くに住むチベット人のうち少なくとも35人に、高熱や通常見られないような下痢の症状が現れ、その数時間後には全員が死亡したことを報告している。

1984年には、アムド(青海省) の第9学会近くにあるリシュイ村とガンズィ村の村民が、チベット人の女医タシ・ドルマと彼女の医療チームが奇妙な病気にかかったことを報告している。しかし中国当局は、医療チームによるこの病気の追加調査を許可しなかった。タシ医師は、海南 (ハイナン) チベット自治区にあるチャブチャ病院に勤務していた。この病院は、「第9学会」として知られる核都市の真南に位置する。彼女は「第9学会」近辺で牛を放牧していた遊牧民の子供たちの治療に当たることになった。この子供たちは癌にかかっており、その白血球の数は手の施しようがないほどの高い値を示した。結局、タシ医師が病院に勤務した5年間に、この子供たちのうち7人が死亡している。同じ病院で調査に当たった米国人医師によると、子供たちの症状は、1945年の広島、長崎での原爆投下後に発生した「放射能による癌」に似ているとのことである。さらに、この地域の遊牧民たちの間に、原因不明の死や病気が広がっているという報告が多数なされている。

1992年9月、「インターナショナル・キャンペーン・フォア・チベット」の実情調査チームは、中国当局がこの地域で産出された食肉の販売を禁止したことを確認した。しかし、貧しいチベット人の多くは、事実を知らないか、または経済的理由のため、汚染された食肉をやむなく摂っている。


チベット亡命政権情報・国際関係省環境開発部(EDD)発行
「グリーンチベット」1998年ニュースレターより

9.局地的な影響

11.ウラニウム鉱山


チベットについて

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