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2人の10代の若者が焼身抗議のち死亡:合計は104人に

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(2013年2月20日 CTA

Rinchen/File photo

ダラムサラ:東チベットで火曜、新たに2人のチベット人が中国政府への抗議のため焼身自殺した。本日中央チベット政権はこの高まる危機を調査するため、独立した監視団をチベットへ送ることを中国が許可するよう、国際社会が有効な圧力をかけることを強く求めた。

チベットから届いた新しいレポートによると、二人の10代の若者-リンチェン 17歳とソナム ダルギャル18歳-が火曜日に東チベットのアバ県にある若爾康(ゾルゲ)(中国四川省に組み込まれている)で自ら火をつけた。彼らはその場で息絶えた。

ふたりとも出身地であるキャンツァ村で小学校を修了した。リンチェンはその後アバ県のルング(ウェンチュワン)にある学校へ行き、青島で働いていた。焼身自殺の時、彼はチベットの正月で実家に帰っていた。

この最新の出来事でチベット内での焼身自殺を図った合計人数は今年の9人を含め、104人になった。そのうち88人が亡くなっている。焼身自殺を行う者たちはチベットの自由化とダライ・ラマ法王のチベット帰還を訴えている。

中央チベット政権はチベットのために焼身自殺した全てのチベット人へ、連帯を表明するために世界中で祈とう会を行っている。

ダラムサラでの祈とう会に参加したドルマ・ギャリ法務大臣は、チベットでの恐ろしい状況がエスカレートしているのを考慮し、国際社会は独立した視察調査団にチベットを明け放つよう中国に圧力をかけるべきであり、国際メディアはこの危機的状況の原因の根源を探るべきだ、と言った。

ドルマ・ギャリ大臣は、中国政府は責任のなすり合いをするのではなく、チベット人による痛ましい焼身自殺の根本にある原因を突き止めるべきだと繰り返した。


(翻訳:中山 薫)