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2007年、青海チベット鉄道初の豪華観光列車が処女運行

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(2006年12月18日 新華 PRCニュース)

青海省の高官が語るところによると、7月に開通した青海チベット鉄道では、豪華観光列車の処女運行を来年に控えているとのことだ。

開通したばかりの路線で最新型となるその列車は、青海チベット鉄道会社と外国の旅行代理店との協同で運行される、と匿名の高官は続けた。 青海チベット鉄道会社は、中国北西地域に位置する青海省の省都、西寧(シーニン)に拠を置いている。 豪華列車は、世界でも最先端の装備をまとうことで、高級ホテルに匹敵するほどの利便性と快適さを保証し、管理方式に関しても、最も進んだ形態を取りいれて運行されることになるとのことだ。

高官はさらに、来年には、美しく神秘的な青海チベット高原を訪れるのに、国外からの観光客が、豪華列車を使って直接青海まで来ることができるようになるので、これまで国際窓口を持たなかった青海の歴史に終止符が打たれることを明かした。 南西中国に位置するチベット自治区と、中国の他の地域とを初めて結んだ青海チベット鉄道は、西寧を出発し、チベットの首府ラサへと至る。開通したのは、2006年7月1日のこと。

全長1,956kmに及ぶその路線が開通する前、チベットへは、空路かあるいは高速道路を使って入るかしかなかった。 地域観光局の最新の統計によると、今年の10月までにチベットを訪れた観光客の数は225万人、これは前年に比べて31.8%の増加だということだ。 観光客の数が急増したことで、同じく10月までの観光収益は24億元(およそ3億USドル)を超え、これは年換算すると28.9%の増加になる。

「世界の屋根」がより身近になったとして、観光客の急増は青海チベット鉄道の開通によるものだと、観光局は見ている。