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ダライ・ラマ法王 2012年秋来日報告

2012/11/8〜10 東京・金沢/ダライ・ラマ法王、東京を発ち、金沢に到着

2012年11月8〜10日

東京のホテルオークラで二日間にわたって開かれた日本の科学者との対話が終わると、翌日、ダライ・ラマ法王はホテルの自室で午前中すべての時間を使って新旧の友人との謁見やインタビューに応えられた。

日本の大学からの来年の招聘の申し出を承諾されたダライ・ラマ法王は、生徒や学生に会われるたびに経験するよろこびや充実感について述べられた。こうして出会ってきた世代がこれからの世界をかたちづくるからである。

若い世代へのアドバイスとして、ダライ・ラマ法王は次のように述べられた。
「信仰者であれ無神論者であれ、私たちはみな心の平和を求めています。心の平和は私たちの内側で育むものです。穏やかな心は、究極的には内面的な強さから生まれます。お金や権力から生まれるのではないのです。私たちはこのような内面的価値にもっと目を向けていくことが必要です」

東京MXテレビのインタビューでは、二日間にわたる日本の科学者との対話について「幸先のよいスタートであったと思います。次の対話をたのしみにしています。次回はマインド・アンド・ライフ・インスティチュートと連携できるとよいと思います」と述べられた。

また、日本が伝統に基づいた仏教国であることに基づいて、「日本の仏教徒のみなさんは般若心経を唱え、儀式に参列するだけでは十分といえません。大切なのは仏教を勉強することです。仏教徒としての宗教、仏教徒としての哲学、仏教徒としての科学、この三つのカテゴリーを勉強してください」とアドバイスされた。

さらに法王は、仏教を実践する上で大切なこととして、「私たちは、人間の知性を最大限まで使ってネガティブな感情をポジティブな感情に変えていかねばなりません」と語られた。

日本語に翻訳されたばかりの法王の最新著書『宗教を超えて』の中で語られている世俗的倫理に関するメッセージについては、次のように語られた。

「世界には70億人の人間がいます。現実として、その大部分の人は宗教に関心を持っていません。自分は宗教の信奉者であると主張する人たちでさえ、汚職や不正などの悪事を平気で行なうことがあります。そのようなことが起こるのは、信念あるいは基本的な人間性の欠如があるからです。これは本質的にあらゆる伝統宗教、有神論者、無神論者、すべての人に共通することです。ゆえに最新の科学的証拠に裏づけられた共通体験に基づく世俗的倫理を促進していかねばならないのです」。

飛行機は晴れ渡った東京の空を飛び、やがて雲を抜けて石川県の小松空港に着陸した。金沢市へ向かう車中、法王はわずかな仮眠を取られた。佛性會センターに到着すると、若者から高齢者までさまざまな年代のメンバーからの挨拶を受けられた。法王は金沢に二日間滞在し、休養を取られる。


 (翻訳:小池美和)

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