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リガ宣言 ― 第7回チベットに関する世界議員大会

2019年5月7日-10日
ラトビア、リガ

経緯

2019年5月7日から10日にラトビア国リガにおいて開催された第7回チベットに関する世界議員大会の出席者である我々は、下記の通り行った。

ニューデリー、ビリニュス、ワシントンDC、エジンバラ、ローマ、オタワで開催された過去6回の会議で発表された調査結果と宣言を再認識し、これらの会議の結果として行った活動およびプログラムとその影響の検討を行った。

世界各国からの積極的な参加を得られた。

中華人民共和国政府からの不参加の圧力に屈することなく、その妨害に高い問題意識を示し、リガの会議に出席した国会議員たちの行動に感謝する。

2010年より続く、ダライ・ラマ法王の代表団との対話の再開への中国の消極的な姿勢を深く憂慮する。

1949年、1950年の中国によるチベット侵攻と、1951年のその不法占拠によって生じた中国とチベットの国際的な紛争を解決することが急務であることを認識する。

チベットにおける深刻な状況およびチベット人に関する中華人民共和国政府の政策について検討を行った。

チベットでの深刻な状況について諸国政府や国際機関における認識を高めることおよびチベット人の主張を支援する政策を策定することにおいて、諸国国会議員や国会諸機関が重要な役割を担っていることを認識する。

国際法を尊重することは、諸国間の平和的関係の前提条件であることを認識する。

中華人民共和国政府の支配下で抑圧を受けるすべての人との団結を表明する。

上記を鑑み、我々は次の通り実施する。

中国とチベットの紛争は中華人民共和国政府とダライ・ラマ法王の代表団の交渉を通して平和的に解決することが可能であるとの確固たる信念を再確認する。

チベットは歴史的に中国の一部であったことはなく、国際法に反して侵略され、それ以降、中国による不法占拠下に置かれていること、またそのためチベットは国際法の下で国家を失ってはいないことを再確認する。

チベットは古来より中国の一部であったという中華人民共和国政府の誤った主張を拒絶し、交渉の前提条件としてダライ・ラマ法王がこの主張を公に受け入れるという要求を、容認できないものとして拒絶する。

ダライ・ラマ法王がインドに亡命し、中央チベット政権をチベット人の政府として再建して60年が経過した。中央チベット政権は、現在は民主的に選挙が行われ、チベット人の正当な代表である。このことを再認識する。

ダライ・ラマ法王がインドに亡命し、チベット人を代表する民主政府を設立して60年が経過したことを認識する。

自決権を含む権利を求めるチベット人の非暴力的闘争において、チベット人との団結を表明する。

チベットの文化、言語、宗教活動およびチベット人の生活様式への抑圧、ならびに中国によるチベットへの継続的な人口移動が、チベット人の民族意識に顕著な影響を及ぼすことに遺憾の意を表明する。

世界の気候および気候変動に対するチベット高原の重要な役割、ならびにアジアの多くの住民にとって水源としてのチベット川の重要性を認識する。

チベット高原の環境悪化、特に過剰な資源採取とダム建設、チベット高原やチベットの河川への廃棄物の堆積、有毒廃棄物の投棄による、2016年以降、過去に見られない数の自然災害について憂慮する。

新しい地域に移住を強いられ、生活の基盤を奪われた遊牧民たちの悲惨な状況について懸念する。

チベットにおける中国の統治に抗議し、ダライ・ラマ法王のチベット帰還を求めて焼身抗議を行った153名のチベット人について深く憂慮し遺憾の意を表明する。

チベットで実施されているチベット人の表現、宗教および移動の自由を制限する保安措置の増加に対する懸念を表明する。

中華人民共和国政府による亡命中のチベット人に対するハラスメントおよび亡命チベット人社会内での不調和に対する懸念を表明する。

中道のアプローチは中国とチベットの紛争を平和的に解決するための最も現実的なアプローチであることを認識する。そのうえで、チベット問題の現実的で持続可能な政治的解決のための基礎を提供するものである『チベット人のための真の自治に関する覚書』に記された原則を支持する。

ダライ・ラマや化身ラマの転生を識別し認定する仏教の伝統は、中華人民共和国政府による外部の政治的干渉を受けるべきでない宗教的問題であることを確認する。

諸国の国会や政府に対し、中華人民共和国による社会の操作や分裂を目的とした権力行使やサイバースペースの乱用に異議を唱え防止することを要請する。

2018年12月の米国によるチベット相互アクセス法(RATA)の採択および世界マグニツキー人権問責法を歓迎し、これらの法律を迅速に採択するよう他の諸国に要請する。

諸国政府に、自国の人々にチベットやチベット人に対する感情を忠実に表現させるよう働きかける。

諸国の国会や政府に対し、中央チベット政権の指導者やその他の代表者を受け入れ、チベットの状況改善や中国とチベットの紛争の解決について議論するよう要請する。

中国政府に対し、次の通り要求する。

チベット人に対する抑圧、その基本的人権と自由の侵害を終結させること。

チベット人の文化的、宗教的、社会的生活への支配を終結させ、24年にわたって拘束されているパンチェン・ラマを解放すること。

外国人ジャーナリスト、学者および研究者、外交官、その他チベットにルーツを持つ者を含む外国人にチベットへの制限のないアクセスを許可すること。

チベット高原の自然環境を害する政策および活動を中止すること。

ダライ・ラマ法王の代表団との対話を、前提条件を設けることなく再開すること。

(翻訳:植林秀美)

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