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米下院がチベット相互入国法案を可決

2018年9月26日
アメリカ合衆国、ワシントンDC

チベットそして米中関係において大きな前進だ。米下院がチベット相互入国法案を可決した。両党が賛同したこの法案は、チベットへの自由な立ち入りを推進する法案である。中国政府がアメリカの役人、ジャーナリストを含むアメリカ人のチベット立ち入りを規制した場合、中国政府の役人の訪米を拒否するとこの法案は規定している。

「今日という日は、人権の面で非常に大きな意味を持ちます。」
マサチューセッツ州選出のジム・マクガバン議員はこう語った。ジム・マクガバンは、イリノイ州選出のランディー・ハルグレン議員とともにこの法案を提出していた。
「アメリカは、人権のためにまっすぐに歩みを続けなければなりません。中国政府によるチベットでの人権侵害に対して声をあげなければなりません。」

「この法案により、人権状況の改善のステップを、チベット人に代わって進めていくことができます。私たちは、ダライ・ラマ法王のリーダーシップを支持してくことを再確認しています。中国政府には、人権については交渉の余地はないというメッセージを送っています。人権を尊重することは、倫理的に必然のことです。それ以外の何物でもありません。中国そして世界中にいるチベット人のため、アメリカが人権尊重を推進していくことは、当然のことです。」

今回の法案で、中国政府がチベットを陸の孤島の状態にするのを防ぐことが期待される。チベットは歴史的に独立国家であったが、この70年間は中国の占領下にある。中国政府は、外国人へのチベット立ち入りを規制してきた。そのため、宗教弾圧、拷問、不当投獄、違法殺人などの人権侵害をジャーナリストが報道することは困難であった。

中国政府は、アメリカ人ジャーナリスト、外交官を含むアメリカ人のチベット立ち入りをほとんどの場合で禁じてきた。一方、中国人はアメリカ全土を自由に旅行することが可能だ。稀にアメリカ人がチベットに立ち入ることができる場合があるが、その場合でも、中国当局からの厳しい監視の下での立ち入りとなる。

フロリダ州選出のイリアナ・ロス・レイティネン議員は、今回の法案は、チベット人を支援する意味でも、中国政府のアメリカ政府に対する敵意に対処する意味でも重要だと語った。

「アメリカ政府のチベット政策に対する中国政府の脅迫戦術に対する懸念を私は強めていました。しかし、この法案をもって、中国政府によるチベット人に対する非倫理的、不当、不安定な扱いが対処されずにそのまま続くことを許さないという明確なメッセージを送ることができます。」

「米中関係の中で、チベット問題を最優先事項とすべきです。その方向に進むことが、この法案をもって可能になることをとても喜んでいます。」

また、International Campaign for Tibet のマテオ・メカッチ代表は次のように述べた。
「米下院がチベット相互入国法案を可決したことは、中国政府のチベット人に対する扱いを米議会が懸念しているということです。今回の法案は、チベットを世界に開くべきだというアメリカ政府から中国政府に対する強いメッセージです。また、中国政府のプロパガンダが空虚なものであるということを示すものでもあります。」

チベット系アメリカ人やチベット支持者は、今回の法案を可決するようロビー活動を行ってきた。多くの人々が、ツイッターや Facebook で、#AccessToTibet というハッシュタグを使って支持を表明した。

メカッチは次のように語った。
「下院で法案が通りました。次は、上院です。」

チベット相互入国法案を上院に共同で提出したフロリダ州選出のマルコ・ルビオ議員は次のようにツイートした。
「下院が法案を可決したことを喜んでいます。上院議員にこの法案を伝え、年内に、トランプ大統領のアカウントから、この法案の可決がツイートされることを願っています。」

(翻訳:亀田浩史)

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