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第36回人権会議で国連人権高等弁務官がチベット問題を提起

2017年9月12日
イタリア、ジェノバ

国連人権高等弁務官であるプリンス・ザイド・ラダル・アル・フセイン皇子(Prince Zeid Ra’ad Al Hussein)は昨日招集された第36回人権会議の開会にあたりチベットに関する問題を提起し、故 トルク・テンジン・デレク・リンポチェ(Tulku Tenzin Delek Rinpoche)およびチベット語の擁護者であるタシ・ワンチュク氏(Tashi Wangchuk)のケースに言及した。

報告において、プリンス・ザイド・ラダル・アル・フセイン皇子国連高等弁務官は 世界の厳しい人権状況についての悲観的見解を述べ、世界はより一層暗く危険な場所になりつつあると警告した。そうした結果を受けて、国際社会はこれまでに増して一層人権への意識を強化していく必要性があることを呼びかけた。

国連高等弁務官はさらにチベットの高名な宗教的指導者であるトルク・テンジン・デレク・リンポチェ(2015)やノーベル平和賞受賞者である劉氏(Liu Xiaobo)(2017) 、人権活動家槽氏(Cao Shunli) (2014)の勾留中の死について強調した。また、疑わしい理由により、独立した監視機構もなく、様々な自由を剥奪されたタシ・ワンチュク等の人権擁護者への懸念を表明した。

さらに国連人権高等弁務官は政府による人権擁護者特に国連監視機構への協力者や、NGOに対する脅迫、恫喝、政治的報復を疑問視し、そうした政府による抑圧や不正は人間の絶対的権利の侵害であると述べた。

今月初めヒューマンライツウォッチは国際的擁護活動の代償という報告書を公表し、中国政府による国連人権保護機構弱体化への取り組みについて明らかにした。さらに報告書は国連の人権侵害防止への取り組みに対する中国の妨害活動について言及し、中国への働きかけを行う活動家による批判の攻撃的な封じ込めやアクセス監視等を行っていると述べた。

先月初旬、米国国務省は国際的な宗教の自由に関する年度報告書をとりまとめ、チベットの寺院や尼僧院における宗教的な行いに対する中国の干渉を強調した。ヒューマンライツウォッチの報告同様に国連人権高等弁務官事務所でも懸念の声があがっており、チベットでの人権侵害状況の更なる深刻化に対するチベット亡命政権(中央チベット政権)単独の調査の必要性を繰り返した。

(翻訳:弥富)

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