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34歳チベット人男性がサンチュで焼身抗議し死亡

(2014年12月17日)

ダラムサラ:34歳チベット人男性のサンゲ・カー氏が昨日の現地時間午前9時ごろ、チベット自治州(中国甘粛省)カンロのサンチュ郡アムチョク町にある警察署の前で焼身抗議を行った。男性はその場で死亡したとメディアと人権団体が伝えている。

焼身抗議が発生して間もなく警察隊が到着し、遺体を回収した。ロンドンに拠点を置く人権団体フリー・チベットによると、サンゲ・カー氏はキュングリ・サング村出身で、二人の娘を持つ父親だった。

中国公安局は、地元チベット人らの強い抗議を無視し、サンゲ・カー氏の遺族からの遺体引き渡しの求めを拒否したとラジオ・フリー・アジアが伝えている。

この焼身抗議活動の後、アムチョク町では治安が強化され、すべての通信手段が制限されている。

2009年以降、チベットでは中国政府の抑圧的な政策に対して133人チベット人が焼身抗議を行っている。その多くはダライ・ラマ法王のチベット帰国とチベット人の自由を求めてのことだ。

去る11月14日、焼身抗議を行った後に生存したチベット人が、匿名で次のように証言している。「諸外国と比べて我々は宗教や言論の自由が認められず、我々の精神的指導者の帰国もかなわない。中国の不当な弾圧は今も続いている。このような弾圧下で暮らすことに、もはや耐えきれず、焼身抗議を考えた」

ダラムサラのチベット亡命政府はこれまで、チベットで暮らすチベット人に対して、焼身抗議を含めた過激な抗議活動に訴えないよう、繰り返し呼びかけてきた。

チベット亡命政府は昨年「なぜチベットは燃えているのか」という題名の白書を発行し、その中で、チベットで焼身抗議が続いている基本的な背景を記している。同白書は91ページにおよび、チベットの過激な抗議活動の主な理由として挙げているのは、政治的弾圧、中国共産党党首のチベットに対する見解と政策、文化的同化政策、チベット仏教抑圧、社会的差別、チベット語抑圧、環境破壊、チベット遊牧民の生活様式の抑圧、経済的貧困化、中国人移住民の流入、中国西部の開発プログラムなどが理由として挙げられている。

(翻訳:植林秀美)

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