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英国、中国に対し焼身抗議者の夫を死刑から減刑するよう要請

(2013年9月3日 CTA

ダラムサラ:英国は今日中国政府に対し、ドルマ・キャブの死刑を減刑するよう要請し、国際基準に則した自由で公正な裁判を求めた。

ドルマ・キャブ(32歳)は、8月15日、ンガバ(中:アバ)県にある中級人民法院から、自身の妻であるクンチョク・ワンモ(29歳)殺人罪を申し立てられ死刑を宣告された。クンチョック・ワンモは、5か月以上前に中国政府の弾圧政策に抗議して自焼したとチベット自治区のものたちはみている。

スカントロープ選出の労働党下院議員ニック・ダキン氏は、今日の下院で演説し、外務大臣がドルマ・キャブの死刑宣告への関心を抱いて中国政府がドルマの人権を尊重するよう保証する手続が踏めないかどうか呼びかけた。この議題は、ロンドンを拠点とするチベット支援団体「チベット・ソサエティ」が働きかけて、ダキン氏にドルマ・キャブ裁判への関心を喚起させ、背景となる情報を提供した。

外務大臣ウィリアム・ハーグは以下のように回答している「我々は中国当局に対し死刑を減刑し執行猶予を付与することを勧告する。我々は、すべての裁判が自由かつ公正で国際基準に則するべきだと固く信じている。我々は、自焼者の報告に重大な関心を寄せており、全政党に対し、自焼報告が終焉するよう自らの影響力を行使することを要求する。」

ノース・ウィルトシャー選出の保守党議員ジェームス・グレイからの、中国の人権侵害リスクが宗教的及び政治的自由にまで及んでいることに重大な異議を唱えるか否かの質問に応答し、ハーグ氏は、英国が普遍的人権を信じ恐れることなくこれら権利を支持し、そこに中国との関係も含むことを述べた。

ハーグ氏は、外務官僚もついに7月23日、中国政府の人権問題への関心を呼び起こされた、我々は英中人権会談の時期日程も提示済で、中国政府の返答待ちである、とも述べた。

自白強要

中国政府の公式広報代理人ジンファの報告によると、ドルマ・キャブは自らの飲酒問題を巡り口論になった後、妻クンチョック・ワンモを絞殺して死刑を宣告されたということになっている。その後ドルマは翌朝早くに妻の遺体を自焼に見せかけて焼いた、とされる。

ドルマ・キャブは、3月13日のクンチョック・ワンモの自焼の翌日、最初にゾゲ郡で中国当局に逮捕された。妻の死を家庭内不和によるものとするよう当局から命令されて拒否した後、ドルマは拘留された。

様々なチベット人権団体がこの判決への懸念を表明している。チベット人権民主化センター(TCHRD)は「この直近の死刑宣告が意味するのは、中国当局が抵抗する数人の親族の前例を作ることにより、自焼者のほかの家族や親族を脅して公式政策に従わせ、自焼問題への姿勢を強硬化しているということだ」と述べた。

その他複数のチベット族もまた、これに先立ち中国政府によって逮捕され、自焼の教唆扇動といわれる罪で様々な刑期を宣告された。 

2009年以来、計120人ものチベット族がチベット自治区における中国政府の弾圧政策に抗議して自焼した。そのほとんどがダライ・ラマ法王のチベットへの帰還とチベット人の自由を要求してきた。チベット中央政府はチベット族に対し繰り返し自焼のような急進的行動を控えるよう要請している。

(翻訳:Haruka)

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