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ダライ・ラマ法王、チベットで変化が起こることに期待

(2013年4月1日 CTA

His Holiness the Dalai Lama greeting the crowd before the Avalokiteshvara Empowerment
in Salugara, West Bengal, on March 29, 2013. Photo/Tenzin Choejor/OHHDL

ダラムサラ:ダライ・ラマ法王は金曜日、インドのサルガラでチベット人に向けて演説され、政治的最高指導者としての権限を選挙で選ばれたチベット指導部に委譲されたこと、さらにはチベット問題解決に向けての取り組みについて語られた。

ダライ・ラマ法王は、「政治的最高指導者としての権限を委譲してからほぼ二年になります」と述べられてから、「政権を委譲したことで、私は政治的最高指導者を引退しただけではありません。ダライ・ラマ五世の時代に始まり、およそ400年間にわたって受け継がれてきた、チベットの政治的最高指導者というダライ・ラマの役割そのものを終わらせたのです」と説明された。また同時に、「チベット人の精神的最高指導者としての役割は今後も担い続けるのですから、チベット人のために語る責任があることには変わりありません」と述べられた。

ダライ・ラマ法王は、1970年代に初めて議題にのった中道のアプローチが現在も支持され続けていること、特に中国の有識者や文筆家の間で支持が高まっている点について言明され、次のように語られた。
「チベットは7世紀、8世紀、9世紀には、あまねく独立を享受していました。ゆえにチベット人には独立を求める権利もその先例もあるということです。とはいえ、現実的に取り組むこともまた必要であり、その現実的な選択として、中道のアプローチは強い支持を得ています。中国指導部は別としても、世界中の多くの人々が中道のアプローチを支持しています。なにより重要なのは、中道のアプローチを知るようになった中国人からの支持が高まっていることです」。
そして最後に、「チベット人がチベットでひとつになって暮らせる日がやがて来るものと、私は観ています」と言明し、演説を終えられた。

会場を去られるダライ・ラマ法王を記者団が取り囲み、次々と質問した。習近平氏について意見を求められると、法王は、「これについて述べるには時期尚早です。しかし、彼の父親のことは知っています」と答えられた。そして次のように述べられた。「中国の、この60年間は四つの時代に区切ることができます。毛沢東のイデオロギーの時代、鄧小平の経済発展の時代、江沢民の下で富裕層が党に迎え入れられた時代、胡錦濤の調和と統一のスローガンの時代です。さまざまに変化してきたわけです。今後もさらなる変化が起こると思いますが、すぐに起こるとはかぎりません」

ダライ・ラマ法王は、サルガラで三日間にわたってロンチェン・ラジャムとジェ・ツォンカパの教えを説かれた。法王の説法を聴くために、推定25,000人がサルガラ、ダージリン、カリンポン、シッキム、ブータンから集まった。法王は土曜日にダラムサラに戻られる。

(翻訳:小池美和)

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