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チベット亡命政権、チベットへの調査団派遣を国連へ要請

(2013年1月30日 CTA

アムルサ・ガヤトリ(インターナショナル・ビジネス・タイムス)

30日、インドのチベット亡命政権は、チベットへ調査団を派遣するよう国連へ要請するキャンペーンを開始した。チベットへ対する中国の人権侵害根絶に対し、国際的な圧力が高まっている。

北インド、ダラムサラを拠点とするチベット亡命政権議会の議長、ペンパ・ツェリン氏は、キャンペーンでは、ラリーやニューデリーでの集会を行うと発表。

AFPの報道によると、ツェリン氏はロブサン・センゲ氏との共同会見で「状況はさらに厳しくなっている」と発言。センゲ氏は、2011年に仏教最高指導者ダライ・ラマ法王より政治的権限を引き継ぎ首相となった。

4日間にわたるこのキャンペーンでは、国連派遣団がチベットを訪問するよう要請するとともに、中国と世界の主要国が人権問題について討議した内容を発表するよう求める。

このキャンペーンは、中国当局がチベット人反体制派への弾圧をさらに強め、パスポートの訂正発行を拒否しているという最近の報告に対するもの。

ワシントンを拠点するラジオ・フリー・アジア (RFA)が1月20日に発表した報告によると、「1年ほど前にチベット自治区(TAR)で中国当局が厳しい旅行規定を導入してからというもの、チベット人にパスポートが発行されたケースはほとんどない」

パスポートをすでに所持しているチベット人も苦境に立たされている。というのは、中国当局はチベット人にパスポートを持参するよう指示しているからだ。建前上は昨年から開始された全国的な電子パスポートプログラムによってパスポートを新しくするというものだ。しかし、チベット人による情報としてRFAが伝えるところによると「差別的ともいえる厳しい審査手続」の対象となっているチベット人には、電子パスポートは発行されていない。

電子パスポートへの変更をうけ、ネパールからチベットへ再入国しようとするチベット人パスポート所持者の多くが国境で足止めされていることも報告されている。

チベット亡命政権によると、チベットの中国支配に抗議して焼身自殺した人数は近年増加。2009年以来、自殺者数は99名にのぼっており、少なくとも83人が死亡している。

センゲ氏は、焼身自殺について中国政府は自分たちの責任には触れず、チベット人を非難している、と述べた。

チベット亡命政権は、ダライ・ラマ法王や亡命チベット人僧侶が自殺を煽っているという中国政府の非難を否定してきた。ダライ・ラマ法王は、チベットでの中国支配に対する動乱から逃れ、1959年よりダラムサラに亡命している。

「過去50年間、チベットは中国の支配下にある」とセンゲ氏。また、多くのチベット人難民が住むインドについて「チベットについて率直に発言すべきだ」とも述べた。

(翻訳:パドマサマディ)

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