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フィリピンの議員、中国に対する国連への法的手続を全会一致で支持

(2013年1月24日)

【ダラムサラ】フィリピンの議員らは23日、フィリピンが中国に対して申し立てた法的手続を支持する決議を全会一致で採択し、西フィリピン海の主権的権利を守るために国をあげて団結するよう訴えた。

代議院は、決議案3004を全会一致で採択。この決議案は、国連海洋法条約の第287条と付属書7に基づきフィリピンが中国に対して提訴した法的手続を支持するもの。

当決議案では、西フィリピン海の領有権について主権的権利と権限を守るためには、フィリピンは中国に対し強制仲裁という手段を取らざるを得ないと言及。

また、フィリピンは、中国との良好で友好的な関係の中で問題を平和的に解決しようと努めてきたが、政治的、外交的、法律的という3方向からの手段は使い果たしてしまったことを強調。

「中国は、「9段線」に基づく主張により、南シナ海のほぼ全領域について、フィリピンだけでなく他の沿岸諸国の主権や権限をも侵害している。さらに中国は、西フィリピン海についても「9段線」による強引な主張を重ね、フィリピンの主権を侵害している」

22日、フィリピンのアルベルト・デルロサリオ外相は、フィリピン政府が国連海洋法条約をもってこの論争に決着をつけるとした。国連海洋法条約は、両国によって批准されている。

フィリピン政府は、陪審団が、南シナ海の大半が中国のものであるという主張を却下し、いわゆる「9段線」が無効であると断言することを望んでいる。また、国際連合条約によって合意されたフィリピンの排他的経済水域の一部である岩礁で、中国が「違法な」活動を行っていると意義を申し立てた。

しかしながら、中国政府は、問題となっている領域をフィリピンが違法に占領していると非難。「南シナ海諸島と近海については争う余地のない主権」を有しており、「歴史的にも法的にも十分な根拠」があるとした。

「中国とフィリピンの南シナ海に関する争いの原因は、フィリピンが中国の領土である南沙諸島と岩礁の一部を不法に占領しているからだ」と中国外務省の洪磊(ホンレイ)報道官は述べた。

仲裁は、もし両者が合意した場合、3年から4年続く可能性もある。

2012年の春以降、スカボロー礁で艦船同士が数週間にわたりにらみ合いを続けるなど、2カ国間の緊張は高まっている。

フィリピン政府は、中国がスカボロー礁や南沙諸島の岩礁を占拠し、航行や漁獲活動を違法に禁止することを非難した。

東シナ海についての日本と中国の領有権争いも含め、このような領土紛争が武力紛争に発展するのではないかと懸念されている。

(翻訳:パドマサマディ)

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