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ウィーン、中国からの異議を無視し、ダライ・ラマと面会

(2012年5月26日 AFP)

土曜日、1万人もの人々がダライ・ラマを歓迎するためウィーンへ集まった。彼を歓迎するならば危害を与える、との中国政府による警告を無視しての事であった。

中国政府は、76歳ノーベル平和受賞者であるダライ・ラマ法王と、オーストリア指導者ヴェルナー・ファイマン首相の面談に対し、当反対を明示した。しかしファイマン首相は面談を実施する事を決定した。

チベット亡命政権ロブサン・センゲ首席と共にオースリアを11日間訪問するダライ・ラマ法王は、歴史的有名なヘルデン広場で1万人の人々に講演を行った、と主催者より伝えられている。

公演は「今チベットはあなた達を必要としている」との言葉ではじめられ、仏教文化、環境、人権の保護の重要さが強調された。

また、ダライ・ラマ法王の講演前には、センゲ首席より「我々の時代がやってくる日は近い。民主主義は普遍的である」と語られた。

彼は、リビア・エジプト・チュニジアで軍事独裁を崩壊させた「アラブの春」や、2010年11月に7年間の自宅軟禁から解放された民主化運動指導者アウンサンスーチーがパスポートを与えられ、24年ぶりに海外渡航した事について語った。

「2008年五輪時に交わした全ての約束が破られた。チベット人は自身の土地の中で、マイノリティとなっている」、当集会に来ていたセイブ・チベットのメンバーであるエリカ氏がAFPに語った。

ダライ・ラマ法王は土曜以前にファイマン首相と面談を行い、その翌日、中国との対話について発言し、チベットの真の自治を要求した。

しかしながら、月曜にウィーンに対して発された中国大使からの警告と、土曜に外務省から再度出された警告を。社会民主主義の首相は無視した。

ファイマン首相は「私は自身が直面した疑問に答えます。そしてこれはダライ・ラマ法王への答えにもなります」「オーストリアは常に人権支持、非暴力、対話、そして反弾圧への支持を示してきた国です」と述べた。また彼は、個人的に「賢人」との面談に関心をもっている、とも語った。中国政府は当面談について「中国内政に対する重大な干渉」であり「中国人の感情をふみにじった」と非難し、当非難を外務省より土曜にだされた声明として、新華社通信が報じている。スポークスマンであるホン・レイ氏はダライ・ラマについて「この地において、長きわたり反中国の分離主義者として活動してきた政治亡命者」と述べている。また、中国外務省とオーストリアの中国大使が「オーストラリアにとって厳粛な意義を申し立てた」と述べ、二国間にもたらされる衝突を警告した。

月曜、ウィーンの中国大使シ・ミンジ氏は、オーストリアはダライ・ラマの「分離主義的考え」を支持すべきでなく、それが中国政府との関係が有益ではないことを警告している。

金曜、ダライ・ラマ法王はウィーン到着時に報道者に対し、彼が求めているものはチベットと中国に相互利益のある解決策である事を述べた。センゲ氏は、チベットの確実な独立が論点ではない、チベットは中国の構造内で真の自治権を希望しているのだ、と強調した。

1959年よりインドに亡命しているダライ・ラマ法王は、オーストリアと長い関係を持ち、定期的に訪問している。前回の訪問は2007年であった。彼のラサでの教師の一人は、オーストリア人登山家ハインリヒ・ハラーであり、彼の伝記は1999年「セブン・イヤーズ・イン・チベット」としてブラッド・ピット主演により映画化された。

また、オーストリアは、ダライ・ラマ法王に敬意を表し特別切手も発行している。ラサやチベット人居住区へ広がった中国支配に対する激しい暴動が起こった2008年以降、中国はチベットに厳重な警戒措置をとっており、チベット内の不満は今にも爆発寸前である。

(翻訳:H.Fujita)

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