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イギリス:ダライ・ラマ法王との会見は中国を傷つけるものではない

(2012年5月16日(ダラムサラ) tibet.net

イギリス政府は、キャメロン首相とダライ・ラマ法王の会見は、中国政府が主張するように「中国を傷つける」意図はなかったと述べた。

今週、月曜日、キャメロン首相とクレッグ副首相はセント・ポール大聖堂でダライ・ラマ法王と会見した。セント・ポール大聖堂では、人間生活の精神的次元を説く法王の卓越した功績をたたえ、テンプルトン賞(訳注:米国の投資家ジョン・テンプルトンによって1973年に創設された賞。とりわけ宗教間の対話・交流に貢献のあった宗教者・思想家・運動家等に贈られるもので、宗教分野のノーベル賞とも呼ばれる)が授与された。

中国外務部の洪磊報道官は、「会見はわが国の内政への著しい干渉であり、国民感情を傷つけるものだ。また、それは『チベット独立』勢力に誤ったシグナルを送った」と主張した。

さらに、デイリーメール紙では、「在北京のウッド英国大使は中国外務省から召喚され、中国外交部の宋副部長から叱責を受けた」との報道があった。
キャメロン首相の公式スポークスマンであるフィールド報道官は、ダライ・ラマ法王との会見を援護するため、亡命チベットの宗教指導者のイギリス訪問に関係を傷つける意図はないとし、「ダライ・ラマは重要な宗教指導者の一人である。われわれはダライ・ラマの訪問で中国との関係が損なわれることは望まない。ダライ・ラマは世界中を歴訪しており、過去にも何度かイギリスを訪問している。歴代首相も在任中にダライ・ラマと会見していたはずだ」と述べた。
イギリスの歴代首相では、メージャー元首相が1991年に、ブレア元首相が1999年に、ブラウン前首相が2008年にダライ・ラマ法王と会見している。

ダライ・ラマ法王が中国からのチベット分離を図っているとする中国政府の主張には根拠がない。実際には、ダライ・ラマ法王は、中国憲法の枠内でのチベットの真の自治の実施を提唱している。

2008年に実施された中国指導陣との第8回会談の中で、ダライ・ラマ法王特使は「チベットの真の自治実施のための覚書」を発表した。覚書は、言語、文化、宗教、教育、環境保護、天然資源、経済発展と貿易、公共衛生、治安、移住規制、外国との文化・教育・宗教交流といった分野でチベット民族が求める自治と自治政府に対するニーズが、チベット民族のための単一の行政組織のもとでどのように実現されうるかを示したものである(「チベット民族の真の自治のための覚書(Memorandum on Genuine Autonomy for the Tibetan People)」の原文通り)。
ダライ・ラマ法王特使は、2010年1月に行われた第9回会談で、覚書に対して中国指導陣が抱いた懸念と誤解を解消するためのメモを発表した。使節団は、法王に対する根拠のない非難を止め、法王を分離主義者と決めつけることを止め、そうする代わりに覚書に基づいて、法王と共に、チベット問題において相互が受け入れ可能な解決をもたらすよう取り組むように中国側に呼びかけた(「チベット民族の真の自治のための覚書のメモ(Note on Memorandum on Genuine Autonomy for the Tibetan People)」の原文通り)。

(翻訳:吉田明子)

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