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チベット亡命議会のロサルの声明

(2012年2月22日)

2012年2月22日のチベット暦水龍の新年元旦に、ダラムサラの主寺院であるテクチェン・チョリン寺院で行われた亡命議会議員と一般民による一日ハンガーストライキにおけるチベット亡命議会の声明

「ダライ・ラマ法王のチベットへの帰還」と「チベット人の自由と人権」を二大スローガンとしてチベット本土で断固たる焼身自殺を遂げた祖国を愛する男女のうち、最初の行為におよんだのは、2009年2月27日、キルティ僧院で自殺したタペ僧侶でした。以来、2011年3月16日から2012年2月19日までのあいだに、23人のチベット僧侶および一般民がチベットとチベット人のために焼身自殺を図りました。チベット本土以外でも2人が自殺を図っており、合計人数は25人となります。そのうち3人の尼僧を含む15人がかけがえのない命を失い、それ以外の方々の安否と所在も分かっておりません。

また、信頼できる筋からの情報によれば、2012年1月23日の中国の旧正月、本土のチベット人がこれを哀悼の日として平和的デモを行ったところ、中国治安当局と民兵は無差別発砲し、炉霍県(ダンゴ)で4人、色達県(セルタ)で2人、壤塘県(ザムタン)で1人の合計7人が惨殺されました。また、ダライ・ラマ法王の長寿を祈るのに絶好の日とされる「白い水曜日」の2月8日にも、同様の平和的デモが、嚢謙県(ナンチェン)・トリンド・ザトゥ・ゴロク・金川県(チュチェン)・チャブチャなどで行われました。しかし、中国政府はチベット人が居住する大半の地域でインターネットと電話を不通の状態にし、とりわけデモが起きた地域での通信を遮断したため、これらの場所でどの程度の弾圧が行われ、どれほどの人々が殺され、拷問を受け、拘束されたかは分かっていません。現在、チベット人居住地域は実質的に戒厳令下にあり、中国政府はチベット人全体があからさまに「宣戦布告」したような状態にあります。

チベット亡命議会は緊急を要するチベット本土の情勢について、プレス声明を通じて中国政府と国際社会への訴えを続けています。先日、亡命議会の代表団はニューデリーに赴き、急速に悪化するチベット情勢についての説明を各国大使館で行いました。また、中国の胡錦濤主席に対しても公開書簡も送りました。

本声明を通じ、チベット亡命議会は改めて中国政府と国際社会に対して次のような訴えを致します。

中国指導陣へのアピール

1 緊張緩和のため、大規模強化された治安部隊をただちに撤退させ、チベット人の願いに真剣な配慮する措置を取って下さい。

2 独立的かつ中立的な事実調査のための代表団の派遣を受け入れ、現状の状況を確認することを認めて下さい。それが無理であれば、チベット人の代表が事実調査のためにチベット本土に入ることを受け入れて下さい。

3 チベット人民のアイデンティティを破壊することを目的とした政策や綱領を止めて下さい。宗教の自由な実践を許し、チベット民族の傷つけられた感情を癒すため、和解のための方策を取って下さい。

4 チベット人遊牧民の定住化政策を止め、環境監督の業務にチベット人の参加を許し、チベット高原に長年住んで培ってきたチベット人の知恵を利用して下さい。

5 チベットにおける全ての開発のための活動において、その脆弱な環境に十分な配慮を行って下さい。また、地元のチベット人に恩恵をもたらすようにして下さい。

6 ミャンマーの例に倣い、パンチェン・リンポチェ・ゲドゥン・チェキ・ニーマを含む全ての政治犯を釈放し、人民と政府のあいだの信頼関係を強めていこうとして下さい。

7 チベット人との対話を再開して下さい。そして、信念とコミットメントをもって、チベット問題に永続的な解決をもたらし、チベット地域全体に平和と安定をもたらすことに取り組んで下さい。

また、国際社会に対してもお願いがあります。自由世界の指導者の皆さんは、単に遺憾の意を表明するだけではなく、チベット内部の現在の危険な状況を沈静化させるための介入を試みて下さい。そして、チベット問題の永続的解決に向けて、中国とチベットが対話を通じて互恵的な合意に達せるよう、支援を行って下さい。

国際社会の皆さんが、中国との建設的な関係を維持しつつも、民主主義、平等、正義、基本的な人権といった皆さんが非常に大切にされている価値が冒されることへの懸念を躊躇なく表明して下さいますことを確信しております。

ダラムサラにて、2012年2月22日
チベット亡命議会

(翻訳:吉田明子)

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