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チベット議会、ダライ・ラマ法王の権限に関する条項修正を討議

(2011年3月23日 Phayul)

ダライ・ラマ法王がご自身の政治的権限を選出されたリーダーに移譲すると決断されたことを受け、亡命チベット代表者議会(ダラムサラ)はそれを正式に法制化するために亡命チベット人憲章修正についての討議を始める。

議会は月曜日、内閣主席大臣サムドン・リンポチェ教授を委員長に特設委員会を設置した。ダライ・ラマ法王の政治的権限の移譲を円滑に行うため、チベット人憲章をいかに修正するかが課題となる。亡命チベット代表者議会副議長、ギャリ・ドルマ氏、議会議員のラモ・キャブ氏らも委員会に加わった。

議会は委員会に対し同件に関する報告書を水曜日までに作成することを要請。それを受け本日午後、包括的な報告書が議会に提出され、チベット人憲章の条項の中で修正が必要な全ての部分が示された。チベット人憲章は亡命チベット社会の憲法であり、亡命チベット政権やダライ・ラマ法王の政治的権限も規定する最高法規である。

チベット民族はダライ・ラマ法王を宗教的・政治的指導者として崇敬しており、議会も法王に政治的引退の再考を求めていた。しかし法王がそれを却下されたため今回の討議が行われることになった。法王は土曜日にもチベット内外のチベット人に対し、長い目で見れば根本的な問題解決のためにはそれが一番の方法だとして、法王のご決断を受け入れるように人々に同意を求められた。

1991年6月14日に採択されたチベット人憲章は、亡命チベット人社会の指導者であるダライ・ラマ法王がチベットおよび中央チベット政権の元首であると規定している。さらに憲章には、法案の承認や法令の公布、議会の解散や延期、内閣の解散や大臣の罷免、非常時の緊急会議や特別議会の招集、重要な問題についての国民投票実施の決定などがダライ・ラマ法王の権限として規定されている。

特設委員会は報告の中で、憲章の中でダライ・ラマ法王の政治的権限について規定する条項を削除あるいは修正することを提案している。

報告書は、ダライ・ラマ法王の指示に従い、亡命チベット政権の正式名であるガンデンポタンを亡命中央チベット政権(Central Tibetan Administration in Exile)と正式に変更することも提案している。そうなれば1642年、ダライ・ラマ5世をチベットの政治的元首として成立したダライ・ラマ制度の政治上の役目に終止符が打たれることになる。

さらにダライ・ラマ法王に付与されていた力は選出された内閣主席大臣(カロン・ティパ)に移譲されるか、あるいは主席大臣、亡命チベット代表者議会議長および同副議長が分担することが提案された。

亡命チベット代表者議会議長ペンパ・ツェリン氏は、この第14回会期の残り2日間を同件の討議に費やすことを発表した。そして、議会議員および内閣に対し、この最重要課題に真剣に取り組み、会期が終了する金曜日までに論理的結論を導き出すよう促した。

(翻訳:中村高子)

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