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EU議会、チベットの現状を討議

(2010年3月26日 Tibet.Net

(ブラッセル)先週木曜日、ブラッセルのEU議会の小全体会議において、EU議員は、2008年のチベット本土での平和的抗議活動を振り返りつつ、チベットの現状を討議した。

討議のなかで、EUコミッショナー(教育、研修、文化、若者担当)で、欧州委員会の副会長でもあるマロシュ・シェフツォヴィチ氏は次のように語った。「チベットの人権状況には深い懸念を抱いている。チベットには国際メディア、外交団、人権団体が自由に立ち入ることが出来ず、ダライ・ラマ代表団と中国政府のあいだの交渉は進展していない。

もとよりEUの立場は明らかである。われわれは、チベットを含む中国の主権と領土を認め、『中国は一つ』とする中国政府の立場を尊重している。

だが、われわれは同時に、中国政府とダライ・ラマ法王の代表団が対話を通じて、問題を平和的に解決することを支持している。対話では、チベット独自の文化、宗教、伝統の保持、中国憲法の範囲内での実質的なチベット自治制度を確立する必要性など重要な問題が言及される必要があり、それは建設的かつ実質的なものでなければならない。

また、対話では、全チベット人の意思決定への参画という問題にも触れられるべきだ。EUにとって、チベットは人権問題である。われわれは、このメッセージを絶えず伝えるとともに、中国側の考え方に耳を傾け、相互尊重の精神のもと、中国の立場を理解するよう、最大の努力を払ってきた。

しかし、人権は世界のどこにおいても守られなければならない。国際社会のチベットの状況に対する懸念には正当性がある。このことをわれわれは、ことあるごとに中国側に主張してきた。

中国とチベットの対話において、チベット側は最近、将来の自治についての新しい覚書を提出した。チベット側が、分離独立を要求することは決してないという姿勢を改めて強調したことを、われわれは歓迎する。

また、ダライ・ラマ法王が、中道アプローチに基づき、互いに納得できる持続的な解決は、対話を通じてしか達成できないとの考えを堅持していることを評価する。

そして、見るべき結果や、進展に向けた動きが未だないものの、対話が継続していることをEUは歓迎する。

EUは、双方の代表団が、胸襟を開いて対話を継続するとともにそれを深化させ、チベット問題の永続的な解決の達成を目指すことを要請する。そうしたプロセスに対し、EUは心からの支援を惜しまないだろう」。

チベット問題についてのEU特命使節任命への呼びかけ

チベットの現状に対する懸念の表明後、EU議員は、チベット問題に関するEU特命使節の任命、アシュトン上級代表(EU外相)とダライ・ラマ法王の会見、および、チベットへの調査団の派遣を要請した。

(翻訳:吉田明子)

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