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ワルシャワ市、ダライ・ラマ法王に名誉市民権を授与

(2009年7月30日 Tibet.Net
ダライ・ラマ法王

ワルシャワ:木曜朝、ワルシャワ市の有名なロイヤルシャトー内政府機関にて、ダライ・ラマ法王へポーランドの首都であるワルシャワの名誉市民権を授与することについて、ワルシャワ市長ハンナ・グルンキエヴィチ・ヴァルツ女史は、集まった政府役人、議会のメンバー、学会長ら、様々な非政府団体の代表、そして小さなチベットコミュニティーを含むゲストに向かって、「ポーランド人は、チベットのノーベル賞受賞者に名誉を授ける機会が与えられた事を誇りに思う」と述べた。

ワルシャワ市長ハンナ・グルンキエヴィチ・ヴァルツ女史は式典に於いて「この不屈の都市・ワルシャワに住むワルシャワ市民は、ダライ・ラマ法王14世が今日より我々の一員であることを誇りに思います。」と述べた。式典には、前大統領であり、元ポーランド自主労組「連帯」委員長であるレフ・ワレサ氏や、ポーランド初の非共産党の首相タデウシュ・マゾヴィエツキ氏も出席した。ロイヤルシャトーの前では何百という人が、大きなスクリーンで式典を見守った。

ワルシャワの市民と権威者にとって“ノーベル賞受賞者であるダライ・ラマ14世”を再び迎えることは大きな誇りであると市長は述べた。さらにこの瞬間は、ポーランドが独立20周年を迎えるという意味でも重要であると続けた。また法王の平和的な戦いと、他人へ敬意を払うという教えに最大の崇敬を表すと述べた。

ワルシャワ市議会議長のエヴァ・マリノフスカ-グルピンスカ女史は、スピーチに於いて、法王が中国によるチベットへの占領時、いかにチベットから逃げなければならなかったか、亡命中もいかにして非暴力を通じてチベットの人々の平和を求める戦いを導いたか、その過程に於いて1989年のノーベル平和賞を含む数々の国際的な賞を受賞してきたかといった背景について手短かに言及した。

「ワルシャワという、幾度となく歴史に試されてきた特別な都市の議員として、チベットの人々とチベットの自由、そして我々が20年間享受してきた"独立"の為に奮闘する人物に対し、敬意を表し、名誉を授ける倫理的権利と義務が、我々にはある。」と議長は述べた。

議長とワルシャワ市長より名誉市民の称号の入った表彰状とメダルをスタンディングオベーションの中受け取ったダライ・ラマ法王は、「今日授かった名誉は、自分が促進しようと努めている基本的な人間の価値、宗教間の調和、そしてチベット問題への貢献が認められたと再認識させてくれた」と述べた。

法王は受賞後「私はこの素晴らしい都市の市民になれたことに感動し、大変誇りに思う。」と述べ、さらに「私は常々、ポーランドの人々の困難に直面しても揺るがない精神と強い決意を素晴らしいと思っていた。」と述べた。

「外見上の違いはあれど、私たちはみな"精神的、肉体的、感情的"には同じ人間である。私たちはみな幸せを欲し、苦しみは欲しない」と法王は述べ、ポーランドの人々の連帯意識とチベット、そしてチベットの人々への支援に対し、感謝の意を表した。法王は「ワルシャワの名誉市民を授与されたからには、今後の自分の行動がその名誉に値するものなのか、注意して見ていてほしい」と、軽い調子で言った。

式典の後、法王、市長、ワルシャワ市議会議長は揃って、隣室に集まったメディアへむけて会見した。式典と会見の様子は生放送された。法王が市長と市の高官に付き添われて外で待っている自動車の列へ向かうと何百もの人々がチベットの精神的、政治的指導者に声をかけようと集まっていた。自動車の護衛の任務についている警察官でさえも、ロイヤルシャトーからホテルまで法王をお送りする車まで護衛する際、ヴィクトリー(勝利)を反転した特別なフォーメーションを組み、法王への敬意を表した。

この訪問へ同行したダライ・ラマ法王14世の代理人であるツゥリン・タシィ氏は、法王への警護は全く問題なく、とてもプロフェッショナルであったと語った。
「法王をぐるっと囲んで警護していたポーランド政府の警護隊はとてもプロフェッショナルで仕事がしやすかった。加えて彼らは法王に対し、高い敬意を表していた。更には、政府役人や今回の訪問で出会った人々同様に彼らも皆、法王と写真を撮る機会を喜び、法王について書かれた本あるいは法王自身が書いた本にサインを求めたりしていた。今回の訪問の成功に加え、法王の訪問に対するポーランドの人々の全体的な反応はとても前向きで時には感動的ですらあった。」とツゥリン・タシィ氏は述べた。

今回のポーランドの首都への訪問は法王にとって6ヶ月ぶり2度目。前回のポーランド訪問は2008年12月で、総理大臣や首相両人と会い、グダンスク・クラクフ・ブロツワフ・ワルシャワといった都市を訪問した。
ブロツワフでは法王の思いやり、非暴力、忍耐といった普遍的なメッセージから学生や若者が感銘を受けるよう一般講演が市長とブロツワフ市議会の計らいで催され、そこでも法王は名誉市民権を授与された。

(翻訳:中山薫)

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