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試験でのチベット語の使用を制限、中国のチベット周辺化政策が明らかに

(2009年7月20日 Phayul.com

ダラムサラ:最近、チベットで、受験の際にチベット語の使用が禁止される事件が起こったが、この事件は、中国政府の政策——中国語の使用を強要しチベット語を脇に追いやり、チベット人に対する平等な権利を認めようとしない政策——を明らかにするものだと、チベットの情報筋は報じている。

7月14日、ツォルホ・チベット人自治州マンラ郡の中学・高等学校の教員採用試験において、多数のチベット人学生を含む約100名の大学出身者は、答案用紙にチベット語を書くことを禁止された。

採用試験は、マンラ郡の人事・組織局の監督下で実施された。試験には、中国共産党の「三つの代表論」、昨年の四川省での地震、および中国政府の政治宣伝の広がりなどに関する問題が出題された。試験監督には、人事局のドルジエ・ワンチェン、組織局のルンダプおよびカジャム・ギャルがあたった。

情報筋によると、関係諸局が最初に出した採用試験の案内では、受験者のチベット語の使用が禁じられ、中国語しか認められないという厳しい通達が示されていた。

皮肉なことに、あるチベット人学生がチベット語禁止について抗議し禁止の理由を問いただしたのだが、回答として得られたのは、採点担当者の役人がチベット語を解さないためとのことだった。

13名の合格者のうち、チベット人はたったの2名であった。情報筋によると、当局は、チベット語を断固として使用した学生の答案用紙を失格にしたという。

その後、7月16日にマンラ郡の小学校で教員採用試験が実施された。ここでは、採用試験でのチベット語禁止に反対した大卒者らの強い抗議を受けて、受験者のチベット語使用が認められた。試験に臨んだ100名近くの受験者のうち、20名が合格した。

しかしなお、中国語の使用を強力に推進し、チベット語を脇に追いやろうとする中国政府の政策にたいする懸念は、チベット人の間で深まるばかりだ。今回の事件は、こうした懸念がますます深刻化していることを明らかにした。

(翻訳:前田恵美)

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