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宣告なく敷かれた戒厳令の解除を要請 - カシャックの声明

(2009年2月21日 チベット亡命政権内閣(カシャック))

1月29日、カシャック(チベット亡命政権内閣)はチベット人居住区内のチベット人に対し、投獄・勾留・拷問に処されるようないかなる活動にも参加しないよう、さらに中国人民との衝突を回避するよう通告を出した。

その後中国政府はチベット高原一帯に武装警察部隊を増派。残念ながらチベット内の状況は悪化していると言わざるを得ない。警備の強化が顕著なのはチベットの首都ラサ、ラプラン(中国名:夏河)、レプコン(中国名:同仁)、カム地方のリタンなどである。

「我々は“人民戦争を展開”し、いかなる抗議運動をも阻止する」という最近中国政府が出したコメントは、人々の気持ちをあおり、民族間の緊張を高めるものである。

観光客のチベット入境が禁止されていることを考えるとチベット内が不安定な状況にあることは間違いないが、中国政府はその事実を認めていない。
最近デルゲ(中国名:徳格)、ゾガン、リタン(中国名:理塘)、ナクチュ(中国名:郡曲)などで、とるに足らない理由からチベット人がランダムに逮捕され拷問を受けたことに対して我々は深い遺憾の意を表明する。

2008年のチベット騒乱の犠牲者を悼み、さらにチベット民族の人権の嘆かわしい現状にスポットライトを当てるために、新年の祝いを慎もうという世界中のチベット人の意思をカシャックは尊重する。そして我々は、その意思がチベット文化に根付いた価値観にもとづき、威厳をもって平和的に表現されることを強く願っている。

カシャックは中国政府が弾圧キャンペーンおよび愛国再教育を再開したことを非常に残念に思っている。チベット民族にチベットの新年の祝いを強要していることにも失望を覚える。中国政府は武力を見せつけ同時に弾圧キャンペーンを実施することで人々を挑発しているのだ。我々は中国政府に対し、チベット民族抑圧のための弾圧キャンペーンを即座に停止し、宣告なく施行された戒厳令を速やかに解除するよう再度要請する。

チベットは今切迫した危機的事態に直面している。我々は世界中の議会、政府、人権擁護団体、チベット支援団体そして個人の皆さまに中国政府が自制するように積極的に働きかけてくださることを希望している。武力をもって人々を抑圧することで解決されることは何一つない。ある程度のことを許容する寛大さをもって人々を説得する以外、チベットに安寧をもたらす方法はないのだということに中国政府は気づかなければならない。

(翻訳:中村高子)

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