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中国が外国人のチベット訪問を全面禁止

(2009年2月18日 テレグラフ紙)

ダライ・ラマ法王の亡命50周年を前に、中国政府はチベットおよび周辺広域への外国人の立ち入りを禁止した。

中国当局は水曜、すべてのツアーを当面キャンセルするよう旅行代理店に通知した。「チベット観光局との話し合いで、少なくともここ2ヶ月間はチベットへの訪問を全面的に禁止するよう言い渡されました」とチベット・ヤック・トラベルのワン・フェン氏は語る。

外国人がチベットを訪れる際には許可証が必要であるが、大手旅行代理店のひとつであるユース・トラベル・サービスは、「許可証がおりるケースはほとんどない」という。

「現在、許可証を入手することは非常に困難です。いつ再開するのか、成り行きを見守るしかありません」と関係者は話す。

ツェダン・チャイナ・トラベルは、4月にチベット周辺への訪問が可能どうかについてもはっきり分からないと語っている。ワン氏は、この外国人への禁止令は、「政治上の微妙な理由」によるものだという。

この禁止令は、チベットに加え、チベット人居住区のある3つの周辺地域をも包括している。甘粛省当局は、追って通知があるまではチベット自治区から観光客を退去させていることを認めており、四川省当局は、チベットへ向かう旅行者は足止めすると通告している。青海省当局は、中国で最も美しい名所として知られる祁連山(きれんさん)を含むチベット人居住区へは、これまでも外国人の立ち入りは禁止されてきたと話す。

中国は、ダライ・ラマ法王が亡命して50周年にあたる3月10日を前にして、チベットへの弾圧を強化している。昨年、チベット蜂起を記念して200人の僧侶が行った平和的な抗議行動は暴力を伴う衝突へと発展した。中国政府は、この抗議で22人が死亡したと伝えているが、人権活動家らは、これよりもはるかに多くの人々が武装警察の犠牲になったと確信している。

今年に入り、緊張はすでに高まっている。中国公安部は、四川省のチベット人居住区であるリタン郡で抗議行動を行った24人あまりのチベット人を殴打し逮捕したとも伝えられている。この抗議行動は、先週の日曜に、ネコル寺院の僧侶であるロブサン・ルンダップ(39)が、繁華街でダライ・ラマ法王の写真を掲げ「フリー・チベット!」と叫んだことが発端となり起こった。

また今年は、多数のチベット人が中国の旧正月の祝いに参加することを拒否し、チベットに住む漢民族との間に緊迫感が高まっている。さらに、中国の兵士が寺院に配属されているという複数の報告や、ラサの主要寺院で、屋根に狙撃兵が配置されているのを見たという目撃者の情報もある。

これまで中国政府は、彼らが「農奴解放記念日」と称する記念行事を3月に取材する外国人ジャーナリストを歓迎すると述べていた。同政府は、ダライ・ラマ法王の亡命は、封建制度を捨てて何百万人もの奴隷を自由にしたチベットの近代化の始まりを示すものだという。しかしながら中国は、この記念日のためにチベット入りの準備を整えようとするジャーナリストをかたくなに拒絶している。

(翻訳:パドマサマディ)

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