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チベット“弾圧”キャンペーン再開に対するカシャックの声明

(2009年1月29日 チベット亡命政権内閣(カシャック))

昨年中国は抗議運動を抑圧するため、チベット人居住区内のチベット人に対する弾圧的政策の数々を施行、継続したが、それに引き続きラサの中国当局は、2009年1月18日から42日間、冬期弾圧キャンペーンを展開するという。抗議活動の再燃を押さえ政治的に不安定な地域の安寧維持のために警戒を強めるというが、我々の懸念は大きい。

信頼できる情報筋によると、公安局によってラサのチベット人民家およびホテルが手入れを受け、“5766人の容疑者”が検挙され尋問を受けているという。さらに、1月27日未明、デゲ僧院において発砲事件が発生したとの報告もある。2008年3月以降全国に広まったチベット騒乱以来、対チベットキャンペーンは反体制者を抹消するための手段として使われてきた。

チャムドでは1月23日中国当局によって検挙されたペマ・ツェパックという青年が暴行を受け死亡したという、とても残念なニュースも届いている。彼は1月20日、別のチベット人青年二人と共に非暴力のデモに参加。彼とデモに参加した二人の青年の安否は未だ分かっていない。

チベットでは2008年の抗議運動で犠牲になった人たちを悼んで新年の祝いを控えようとしているのに対し、中国当局が祝賀ムードを盛り上げるように奨励しているという報告もある。四川省のアバ“チベット族自治州”およびカンゼ“チベット族自治州”では、チベットの新年を祝うために一世帯につき報奨金500元を出すこと、そして爆竹を無料で配布することを約束している。

チベット弾圧キャンペーンの再開やその他強硬路線の政策強化によってチベット人の基本的人権や自由がさらに脅かされることは必至である。ラサをはじめチベット人居住区ではすでに人々の不安が高まってきている。愛国教育などのキャンペーンを再開することはさらなる政治不安を生むだけで、そうなれば中国政府はそれを押さえるために弾圧を再強化し、その行為を正当化するだけである。

我々は今回の弾圧キャンペーンおよび他の対チベット強硬政策を直ちに止めるよう中国政府に要求するとともに、2008年3月の惨事が二度と繰り返されぬよう、世界中の議会、政府、そして個人にあらゆる干渉をお願いするものである。

さらにチベット内のチベット人の方々には、いかに厳しい状況の中にあっても非暴力を貫き、長期的なチベット問題解決を目指さなければならないということを再認識していただきたい。決して暴力に訴えることがないように。投獄や勾留の対象になるような活動を控え、命を危険にさらすようなことは断じてしないように。そして中国人民と敵対し衝突するのを避けるために、最善の努力をはらっていただきたいと強く願っている。

(翻訳:中村高子)

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