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国際チベット支援団体特別会議の声明

(2008年12月01日 Tibet.net

(デリー)チベット人にとって第二の故郷であるインドで開かれた国際チベット支援団体特別会議は本日、中国のチベットに対する強圧的な対応に強く反対するとともにこの危機の中でのチベット人の団結を主張する表明を出し閉会した。

ダライ・ラマ法王は、インドのチベット解放運動中心グループに招かれた国際チベット支援団体特別会議参加者であるチベット人支援者らに「チベット人の根本的な願望を現実させるための新たな指導者の選出が、どのように行われるべきかについて提案してほしい」と願い出ている。チベット人特別会議に続く会合は、チベット亡命政権が所在するダラムサラで11月17日から22日まで開催された。

このチベット支援団体特別会議は2008年3月10日暴動以降になくなった人々を始めとするチベット人犠牲者と近日のムンバイでのテロ攻撃で亡くなった犠牲者に向けて一分間の黙祷を捧げて開催された。

30カ国以上の国から参加した100人以上のチベット支援団体の代表団らはチベットで繰り広げられている残忍な取り締まりと中国政府の近日設けられたダライ・ラマ代表団との会談での宣伝攻勢をもって、事態が緊急であることを表明した。また、引き続き非暴力の姿勢とチベット人の自決権を支持する意向で合意した。

憤(いきどお)りは中国政府のダライ・ラマに対する強硬な姿勢、特に中国当局との協議進展の遅滞に対して表現された。(会議の)参加者はチベット人を支援するために新たな枠組みの模索に取り組むことを約束した。また、彼らは11月のダラムサラでの特別会議の前にダライ・ラマ代表団が「全チベット民族が名実共に自治を享受するための草案」を公開したことを歓迎した。

活発に繰り広げられた議論の中で、代表団の多くがチベット亡命政権の和解のためのアプローチ---現在の段階では中国の枠組みの中での完全な自治求め、近い将来チベット情勢、そして中国側の誠実な確約に実質的な改善が見られない場合独立を支持するというもの----を見直すべきだを主張した。

また、チベット支援団体特別会議の代表団はチベットにいるチベット人の要望や願いを最優先する方針を再確認した。彼らは3月以降チベット高原全土にわたって平和的抵抗を続けているチベット人の偉大な勇気に心からの賞賛を表明した。

チベットにおける抗議運動は、中国支配下にあるチベットの人々の拒絶を意味し、中国のチベット侵略以来約60年間にわたって蓄積されて極限状態に達した怒りのあらわれだ。彼らは抗議の中で、チベット人を代表するのは中国政府ではなく、ダライ・ラマとチベット亡命政権であると公言している。会議では事実上の戒厳令下に置かれているチベットの人々の継続的苦悩に対する深刻な懸念、そして代表団の、政治犯として牢獄されているチベット人や何百人もの行方不明となった人々の家族との結束を表明した。

本会議ではまた、近日行われたチベット人特別会議でチベット人社会が多様な意見を自由に表現し話し合う機会を設けられたことが歓迎された。これは亡命中のチベット機関や市民社会の強化を図るために継続すべき重要な民主主義的フォーラムだ。代表団は(チベット人特別)会議は亡命の中開催されているが、激しい恐怖状態と中国政府の規制が続く中でチベット内に住むチベット人の意見を把握する努力がなされたと指摘した。チベット人特別会議ではウ・ツァン、カム、アムドの3つの全ての省のチベット人においてチベットの国家的、文化的、宗教的なアイデンティティを主張する強い結束が見られるように、チベット高原全域のチベット人が結束していく方針が再確認された。

代表団は紛争解決への代替手段を提供するという意味合いを中心としたチベット仏教の精神的伝統や文化の世界と21世紀の関連性を強調した。さらに会談ではダライ・ラマとチベット亡命政権をチベット人の確固たる正規の代表であるとするチベット人特別会議の認識を再確認した。(本会議の)代表団はチベット亡命政権が国際社会における正式な認識を達成するための努力を継続することで合意した。

代表団はさらに、ダライ・ラマの指導力が何百万人もの世界中の仏教徒やヒマラヤ山脈、モンゴル、さらにその向こうの多くの国の人々に広がっているということを認知し、ダライ・ラマの機関を守ることの重要性を認識した。

代表団はチベット内における不当な状況を終焉させるために一層努力していくことで合意した。そして中国政府が影響力をネパールにまで伸ばしてきた際その地域に住む脆弱なチベット人をどう保護するかなど、チベット問題に関わる国の政府と協力した民間支援が議論された。チベットの重要性は地政学的にいっても計り知れないものだ。代表団はまた、特にアジアにおいて地球の「第三極」として、そして何百万人もの人々に影響を与えるアジアの大河川流域としてのチベットの多大な重要性に認識を高めなければならないということで合意した。

中国の政治的キャンペーンは中国人とチベット人の間にさらなる不安と緊張を促進していると指摘された。このキャンペーンは2009年の「3月10日暴動」50周年にむけて更に増強される可能性がある。中国政府がチベット情勢を歪んだ形で表現してきた結果急増した反チベット感情や中国のナショナリズムを抱いた中国人に語りかけるための新しい戦略を打ち出していくことが会議の中で特別に約束された。

擁護、モニタリング、キャンペーン活動、中国人へのアウトリーチ、対話プロセスに関する具体的な提案や提言は会議終了後チベット亡命政権にむけて発表される予定だ。

(翻訳:亀井)

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