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ダライ・ラマ法王のご発言を明確にするために

(2008年10月28日 ダライ・ラマ法王事務所)

ここ、インドのダラムサラで10月25日に行なれました第48回チベット子供村設立記念日の祝典において、ダライ・ラマ法王がチベット問題についてお言葉を述べられましたが、これを事実から外れて引用しているメディアがあります。

つきましては、ダライ・ラマ法王のご発言を明確にするために、ご発言の要旨を以下に公表いたします。

ダライ・ラマ法王は、
「チベット人は、チベット問題を解決する道を長きに渡って求め続けてきました。我々が求めているのは、チベット人と中国人の双方が受け入れることのできる解決策です。このような姿勢は各国の政府をはじめ、世界中の人々からの高い評価を得ています。さらに重要なこととして、この姿勢はたくさんの中国人有識者の方々の支持を得ているのです」と述べられ、そして、次のように続けられました。

「残念ながら、これまで、中国指導部は我々の申し出に対して前向きな反応を示していません。また、この問題に現実的に取り組もうという気持ちも見受けられません。今年の3月以降、ラサをはじめとする多数のチベット地域でデモ抗議が勃発しました。これが中国共産党の50年以上におよぶ抑圧のなかでチベットの人々の心に深く根ざしてきた憤りや不満の自然な発露であったことは明らかです」

ダライ・ラマ法王がチベットでの抗議行動を指揮していると中国政府が主張した際には、ダライ・ラマ法王は、そのような主張の証拠を探すべく徹底調査を行なってほしいと申し出られました。ここ、インドにある中央チベット政権の書類や記録を調べていただこうとまでおっしゃったのです。これまでのところ、この申し出に応える動きはなく、それどころか、チベットの状況は日ごとに厳しさを増しています。
そこでダライ・ラマ法王は、中国指導部が単純な真実、理由、一般良識を解しているとは思われない現状において、これほどに重い責任を双肩に担ぎ続けるのは容易なことではない、とおっしゃったのです。中国指導部からの互恵的な応答がない現状において、ダライ・ラマ法王は、法王が解決策を見いだす助けとなれないとなれば、いかなるかたちであれ解決の妨げとなるようなことをすべきではないと感じておられます。つまり、チベットと中国の双方が満足できるチベット問題の解決策を見いだすために法王が続けてこられた不屈の努力がかならず実を結ぶと言えるだけの余裕はもはやない、と感じておられるのです。

そこで9月11日、ダライ・ラマ法王は、亡命チベット社会における様々なコミュニティの代表者を集めて特別会合を開くよう呼びかけられました。今後の未来においてどのような現実的かつ非暴力の選択肢を取り得るのか、幅広く検討するよう呼びかけられたのです。
ダライ・ラマ法王は最後に、
「帰するところ、チベット人の未来を決めるのはチベットの人々自身なのです」と述べられました。

ダライ・ラマ法王事務所
2008年10月28日

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