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米国有力女性下院議員
チベットの「良心の囚人」釈放を求める

(2004年2月4日 米国議会下院民主党ニュース)

(ワシントン)米国議会下院民主党党首のナンシー・ペロシ議員は、下院から強力な支持を受けて決議案157を米国議会議事録に提出した。決議案157は、398対0の投票で可決した。以下は、決議の際のナンシー・ペロシ議員の所見である。

ナンシー・ペロシ議員写真

米国議会下院民主党党首
ナンシー・ペロシ議員

「決議案157は、下院から確固たる支持を得ることができた。これは表現、信仰、結束の自由という基本的な権利を遂行しようとして捕らえられた全ての人々の釈放を中国政府に強く主張するものである。この決議案を率先して提起し、チベットの人々の為に惜しみない努力を続けているトム・ウダ—ル米国議会議員に感謝する。彼の協力者となれたことをとても光栄に思う」

「中国政府はチベット独立に関したありとあらゆる支援に反対し、弾圧姿勢を取り続けている。私たちは真実を知っている。米国発行の人権に関する年次報告書には、『中国当局は例外的な拷問、独断による逮捕、判決なしの留置、暴力行為を示さず政治的・宗教的活動を行ったチベット国家主義者に対する長期に渡る勾留などを含む深刻な人権乱用を続けている』とある。100万人以上のチベット人が中国のチベット占領下で亡くなり、6000以上もの僧院を始め、チベット文化にとってかけがえのないものが破壊された」

「チベット人は非暴力で抗議運動などをしただけなのに、投獄され拷問を受けている。鞭打ち、過度の熱風、冷風に晒す、電気ショック、睡眠の剥奪、食事を与えない、強制労働などが、チベット政治犯を拷問する際に使われる手段である。1988年に中国は拷問禁止条約に批准したが、それ以降にチベットの刑務所で拷問や非人間的扱いによって、70人以上の囚人が命を落とした」

「何百人に及ぶチベット人が今現在も、政治・宗教活動が理由で監獄にいる。その中の勇気ある何人かを紹介しよう。まずラサ郊外出身の尼僧であるプンツォク・ニドンは16年もの間刑務所に入れられている。彼女は1989年10月14日、中国のチベット占領に反対する平和的運動に参加した。逮捕され、彼女や他の尼僧仲間たちは鉄棒で叩かれ、蹴られ、殴られるなど攻撃の的となりました。プンツォク・ニドンは、チベット女性政治犯の中で最も長く投獄生活を強いられている一人だ。報告によると彼女の健康状態は思わしくなく、呼吸器疾患と耐え難い精神的な問題に苦しんでいるとのことだ。政治的罪で投獄されていた1993年、プンツォク・ニドンと13人の尼僧たちは、祖国やそれぞれの家族に対する愛情を表現する歌を極秘にテープに録音した。そのテープにはそれぞれの尼僧が名前を吹き込み、家族や支援者に対して歌を捧げている。テープは刑務所の外に持ち出され、その記録はチベット内だけでなく世界中に広まった。これらの若い女性たちは14人のダプチ刑務所の囚人、または歌う尼僧として知られるようになった」

「ネパール政府によって中国に送還されたチベット難民たちの安全も懸念される。昨年5月、ネパールは中国との密接な外交調整によって、ネパール国境を通過しようとしていた18人の難民を国外に追放(中国へ送還)した。これは、難民の身柄を国連難民高等弁務官事務所に引き渡してインドのチベット難民地域へ無事到着できるようにしてきた長期間執り行われてきた協定に反する行為だ。長い間、ネパールは国連難民高等弁務官事務所に協力的だった。ネパール政府は、そのチベット難民に対する人道的な対応で強力な信頼関係を築いてきた。国際的、人道的基準に背く最近のネパール政府の措置には憤りをおぼえる。送還されたチベット人を待ち受けている刑務所での状況は、残酷なものだ。実際の報告によって、私たちはネパールから送還された18人への拷問や虐待について知ることとなった。残念ながら難民の強制送還は続いている。1月9日、ラジオフリーアジアは、21人のチベット難民がネパール国境警備隊によって強制送還されたと伝えた。その後、1月15日には3人のチベット人がネパール当局から中国国境警備隊に引き渡された。私たちはネパールが独自の方針を守り、UNHCRにチベット難民をゆだねることを望む。今日ここに、米国政府はネパール政府に対し、行動を厳重監視していることを明確に伝える」

「チベット文化の存続は、アメリカと世界が重要視する切迫した問題だ。チベットの民族自決は、米中関係において協議されるべき優先事項である。チベットの奮闘が成就されるべく、ここで米国と世界の他の国々が尽力を注がなければ、もはやこれ以上、人権について意見を述べたり主張したりする資格などない。今日こうして共に中国とチベットにいる善良の囚人たちをただちに釈放するよう、中国政府に要求できることを誇りに思う」

「勇気ある、そして英雄と呼ぶに相応しい無実の囚人たちに敬意を示す時、ダライ・ラマ法王のお導きを心に留めておかなければならない。法王は、チベットの直面する危機が世界の良心を問われていることを常に教えてくださる存在である。私たちはチベット人の苦しみを忘れてはいない。努力をしなければならない。そしてそれを継続させていかなければならない」

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