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バンコク国際映画祭でメディアを分断!
映画「チベット:クライ・オブ・ザ・スノーライオン」

(2004年1月27日 (バンコク)ヒンドゥスタン・タイムズ)
映画「チベット:クライ・オブ・ザ・スノーライオン」

2003年米映画「Tibet: Cry of the Snow Lion / チベット:クライ・オブ・ザ・スノーライオン」
チベットの歴史と現在、そしてチベットの今後についての研究や分析を纏めたドキュメンタリー。エド・ハリス、スーザン・サランドン、ティム・ロビンス、マーティン・シーンといったスターが、解説のナレーションを担当する。

2004年のバンコク国際映画祭は2週目に入ったが、チベットの政治的、文化的歴史を追った長篇ドキュメンタリー「Tibet : Cry of the Snow Lion チベット:クライ・オブ・ザ・スノーライオン」が上映され、素晴しい芸術性と明らかな政治的反響で話題をさらっている。

映画「Tibet : Cry of the Snow Lion チベット:クライ・オブ・ザ・スノーライオン」がどれだけの騒ぎを残したか、上映後の記者会見をみれば明らかである。監督のトム・ペオセイは映画祭の聴衆からスタンディングオベーションを受けたにもかかわらず、報道陣からの敵意ある質問攻めにあった。

映画「Tibet : Cry of the Snow Lion チベット:クライ・オブ・ザ・スノーライオン」は、チベット問題の中心に横たわる政治的問題を包み隠さず記録し、制作に10年を費やした。監督はチベット問題を正面から記述し、映画的な広がりをうまく演出し、躊躇なくチベットの味方をする旨を述べている。これで、いかに現地の中国支持派の報道陣から好意的ではない扱いを受けたか明らかであろう。

映画「Tibet : Cry of the Snow Lion チベット:クライ・オブ・ザ・スノーライオン」は、9回にもわたりチベット、インド、ネパールで撮影が行われたが、こうしたことでもペオセイがこの映画を自ら望んで制作したものかがわかる。その熱意と努力は、彼が20年以上アメリカのテレビ局の為に製作したどの作品より上回っていることは言うまでもない。彼が自分の映画を弁護する様子を見れば、その映画が彼の意志を伝えるものであっても不思議ではない。

ペオセイは、中国のチベットに対する攻撃的な政策と今日のチベット情勢について、熱心なチベット支持者としての持論を歯に衣を着せず展開し、非難された。

あるジャーナリストは、こう感想を述べた。
「この映画はある一部しか視点を置いておらず、非常にアンフェアだ。ペオセイは戦争の敗者に同情しているにすぎないし、2つめに、10年間に及んでこの映画のために撮影記録された一部は、既に古い話がある」

ペオセイは、欧米社会に対して、特に米国に対して、チベット問題を中国政府の共産主義政権との駆け引きの道具に使うのはやめるよう強く要求している。しかし映画「Tibet : Cry of the Snow Lion チベット:クライ・オブ・ザ・スノーライオン」は、ロマンティックな作り話でなく、チベットの人々が自らの文化や宗教を守るために戦いを起こすことが困難なことであることを明らかにしている。映画では、度重なる中国の裏切りやチベット亡命政権の対応にがまんしきれず感情をあらわにする人々に対し、非暴力を説き、中国への憎しみをなくすことの必要性を訴えるダライ・ラマの声が度々聞かれる。

もちろんペオセイの意見は明白で、監督の主旨は中国へ抗議するうえで非暴力が最も重要な意味があるというダライ・ラマの主張と一致している。しかしペオセイは、それに対する異議も映画で取り上げている。
例えば(映画で)、ある政治評論家は熱くこう語る。
「チベットの場合、非暴力は無駄だ。チベットの人々が暴力に頼らない限り、中国のシステム化された論理や運動を止めさせることはできない。チベット解放運動は、中国人が(チベットに移住するため)自分の土地を離れる、というようなことがないよう制約を設けることができるだろう」

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