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ホーム>チベットについて>現在のチベット>チベットの人権問題>チベットでの中国の存在と人権の侵害(独断的逮捕と拘束)

チベットでの中国の存在と人権の侵害
TCHRD(チベット人権・民主センター)1997年発行

独断的逮捕と拘束

チベットで中国の監獄にいるほとんど全ての政治犯の例は、拘束または独断的逮捕の事件を表すものである。同様に、1997年の1年間に通常「国家安全の危機」との名目で96名が逮捕され、それぞれ8年までの投獄が与えられた。1996年の拘留事件のうち1996年内に判明した数は204件であり、その罪はといえば、彼らが集会と表現の自由を実行したことだと報告された。チベットから情報を得ることの困難さと時間のずれのせいで、1996年の抑留事件のうち残りの53件は、1997年になるまで報告されなかった。それによって、1996年中の抑留の合計は257件に至った。新たに知らされた53件のうち、大多数の抑留者は「再教育工作隊」の中国人を満足させられなかった僧侶たちであった。

1997年の中国における刑事訴訟法の緩和にもかかわらず、政治的に意図をもった検察、拘留期限を無視する態度などは、中国共産党の裁判制度の中で黙認され続けている。チベットの政治的囚人には、令状または告訴さえもなく、正当な相談者の出入も許されず、裁判なき長期的拘束の延長はありふれたことなのだ。「犯罪を自白」させるため、多数の拘束者たちが審問中に拷問にかけられていたことが報告されている。また法律改正後も、「国家の機密」に関係するからということから、公開されない裁判が今でも許可されている。1997年には、チベット亡命政権の「スパイ活動」をしていたとの理由で、チベット人が抑留された例が7件報告された。いずれのケースも、彼らがインドを訪れたことがあるという事実以外、いかなる証拠の土台も完全に欠けている。


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