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チベットでの中国の存在と人権の侵害
TCHRD(チベット人権・民主センター)1997年発行

1997年の年次報告概要

この報告は、チベットの人々に対し、中華人民共和国が残忍な行為を犯し続けていることを示す幾つかの見解を伝えることに務めたものだ。「手つかずのままになっている世界最大の植民地」と呼ばれている中国のチベット侵略のもとで、現在あらゆるチベット人の人権は徹底的に侵食され、彼らの個人的人権と集団としての権利は、中国軍の長靴で押しつぶされている。中国のトラックは、チベット内の天然資源を外部へ持ち去り、中国人の移住者たちをチベット内へ運び込んでいる。

1997年12月現在報告されている数字によれば、チベットで中国当局に収監され悲惨な境遇を強いられている政治犯の数は、1,216名と判明している。そのうち295名は女性であり、39名は18歳未満の少年少女の囚人である。また、1997年中に6つの報告が我々の手許へ届けられている。それらによると、拷問と酷使の結果として、チベットの人たちは死んでゆくのだという。中国の「厳打」と称されるキャンペーンにより、2,827名の僧侶と尼僧らが、それぞれの僧院から追放され、165名が逮捕され、さらに9名の死者が出たことが判明している。

「厳打」キャンペーンとそれに関連する「再教育」の徹底は、1996年の初期にチベットで着手された。この運動は、中国の権力者が、チベット内における人権尊重やチベット独立を望む人たちを、徹底的に押しつぶそうとしている証左である。

中国の「工作隊」によってチベットの寺や尼寺が監査される回数が増すごとに、中国の統制はより厳しくなっている。チベット第2の宗教指導者の地位を有する1997年現在9歳のパンチェン・ラマ転生霊童は拘束されたままだし、彼の発見に関わった高僧も6年の刑罰を受け、1997年現在その抑留が継続されている。

中国の弾圧はチベットの宗教団体に限らず、あらゆるチベットの文化体は、さらなる「再教育」を施される危機におかれている。最近中国の権力者たちは、チベット文化を「非仏教」とする宣言をし、これをもとにチベットの人々を中国化させ、多々なる弾圧のもとチベット語やチベットの教育に関することの一方的な縮小に努めている。人口の移動、さらにチベット人女性に対する強制不妊手術のほか、「発展」のためと称して中国人移住者を絶え間なく流入させ、チベット人の生存に対して常に危険な状況を作り出している。そして、いわゆる「発展」はチベット人社会の構成に、極端な変化を引き起こしている。中でも極めて目立っているのは、中国の後押しによる経済引き上げ政策で、これはチベットに居住するチベットの人々自身にとっては、真の利益が何ももたらされないのである。


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