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チベットの教育

チベット亡命政権パリ事務所広報誌「アクチュアリテ・ティベテンヌ」

チベット亡命政権にとって最優先課題である教育

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チベットでは、僧院で読み書きを教える。亡命の道を選んだチベット人たちは、難民キャンプに学校を建てた。インド、ネパール、ブータン、その数は合わせて87に及ぶ。教育に対する努力は、まさに実を結んだものになったが、今後も最優先課題であることに変わりはない。

1959年のインド亡命以来、ダライ・ラマ法王は亡命チベット人の子供たちの教育の重要性を強調してきた。
子供たちこそ、チベットの未来の担い手ではないだろうか?
インド政府にその援助を呼びかけることになる。当時のネール首相は学校建設を国に指示、1960年にムスリーに最初の学校が作られ、50名の児童を受け入れることになる。

今日、インド、ネパール、ブータンに87のチベット人学校があり、28,000人の子供達が学んでいる。そのうち、33の学校がチベット亡命政権文部省の管轄で、31の学校がインド政府発展資源庁が参画したCST (中央チベットスクール)管理局チベット亡命政権文部省の共同運営である。他の23の学校がチベット子供村 the Tibetan Children's Villege (TCV )チベット・ホーム・ファンデーション Tibetan Homes Foundationやその他の団体により設立・運営されている。子供たちはそこで、現代世界の様々の問題に対応すべく、チベットの伝統的価値体系に根付いた教育を受ける。

チベット人教師による授業

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チベット人教師は文部省で養成、採用される。なぜなら教育の質は、チベット亡命政権において優先課題であるからだ。文部省は教科書と教育プログラムを作り、CST (中央チベットスクール)管理局が監修し、文部省をサポートしている。なぜなら、チベット人学校は受入国で新設されており、チベット人学校は、その国の教育課程を尊重する義務があるからだ。総じて、チベット語やチベット文化はその国の教育に組み込まれている。

しかし、すべての子供たちがこのような教育を受けて、初めて価値のあるものになる。全ての亡命チベット人の子供たちが教育を受けられるようにという配慮から、チベット亡命政権文部省は里親プロフェクトと最年長組生徒を対象とした奨学金制度を設けた。

全日制学校と全寮制学校

子供たちは、中心地にある全日制学校やシムラ、ダージリン、ムスリー、ダルハウジー、ポンタ・サイーブ、モンゴッド、カリンポンの7都市にある全寮制学校で教育を受けている。子供達は資格を持ったインド人・チベット人教師のもとで、衣食住を確保し、教育を受けている。全寮制学校はすべて、小学校から高校卒業まで授業を行う。しかし、全日制学校の場合、事情は異なる。いくつかの全日制学校は、ある段階まで、例えば幼稚園の2年保育とか、小学校の5クラスまでしか授業を確保していないところもある。そこでの授業が終了すれば、子供たちは教育課程をさらに続けるため全寮制の学校へ転校することになる。

将来に備えて

最初の亡命チベット人学校設立からもうすぐ40年、これは喜ぶべきことである。チベット亡命政権行政の鍵を握るポストは今日、亡命チベット人学校で教育を受けた若い世代で占められている。

予算はどんなにポジティブに見ても、将来まで見越したものではない。チベット文部省の次のチャレンジは、若い学生たちが勉強を続けるため留学する必要がないように、高等教育課程や職業訓練教育課程を備えることにある。多くのチベット人たちがアメリカやヨーロッパの大学に在籍しているからだ。自由なチベットを引っ張っていくことのできる未来の管理職を形成することがその目的だ。そのためには、亡命チベット人たちの現状と常に関わっていなければならないのである。


PHOTO / KUNIHIKO TANAKA

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